窯の燃料となる薪。その薪が燃え尽きて灰になります。高温下で、作品の無施釉の素地と灰が一体となり、化学変化が起こります。
意図して釉をかけたものとは違う、「偶然の中で生まれた うつわの衣装」にあたるもの…それが自然釉です。
自然釉作品の例を挙げてみます。
自然釉湯呑み等
耐火度の強い伊賀の白土が、緋色に染まり、灰との反応の違いに応じて、白くなったり、黒みを帯びたり、自由自在に彩られます。
棚板にくっつかないように作品の下に置いた赤貝もうつわの衣装の一部になります。
自然釉花入れ
赤土の作品は、黒っぽい仕上がり。
茶色の部分、滴り落ちる様な灰の流れ、いろいろな景色が炎の中で形作られます。
自然釉花入れ
右も白土の作品です。灰がきれいに溶けて、素地の色を表し、濃いところは、緑がかっています。
炎の中で、流れていくさまがうかがい知れます。
自然釉花入れ
左の赤土の作品の黒には、濃淡があります。
こちらは、上の赤土の作品とは違う趣きがあります。
自然釉作品をお求めの方は、焼きあがっている作品の中から、ご提案可能です。
ご希望を添えて、お気軽にお問い合わせページ からご連絡くださいませ。